『CODE GEASS COMPLETE BEST』感想〜ケースは立派だったけど…。〜

『CODE GEASS COMPLETE BEST』買いました!
今回はAmazonでかなり早めに注文したので、ちゃんと発売日前日の午前中に来ました。
さっそく開けてみますと、なかなか立派なケースでございます。
まあ、コレクション的な意味合いもありますから、この辺は合格でしょう。



DVDで観るノンクレジットOP・EDは確かに美しかったし、それを観て次女(年長児、6歳)が「中身(本編)が観たい!」と大騒ぎした(笑)のは、まあ置いといて(確かにOPやED観ると本編が観たくなるんですよね)。



CDの中身があまりにもストレートでほとんど何のひねりもなかったので…私としては、少々物足りない内容でした。



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写真は、外箱と、左から歌詞、ストーリーガイド、描き下しショートストーリー(=詩集!!)のブックレット3冊。



まず、ブックレットについて。



歌詞ブックレット:ほとんど歌詞とその曲に対応したキャプ画のみ。谷口監督がどの時点でどういうOP・EDを意図して作ろうとしたかのコメント有り。後は各アーティスト毎に1Pずつの紹介。英語版スタッフ紹介が4P(驚)。あ、でもコードギアスは海外でも(ほとんどリアルタイムで)評価が高かったことを思い出しました。



ストーリーブック:1期、2期を通しての長いあらすじとキャプ画。



描き下しショートストーリーブック:なんと、「regret messages」と題した詩集。OP・EDの曲名によせて、1曲につき、サブキャラ一人をあてはめて、それぞれのルルーシュへの想いを後悔の念とともに語らせている。



(以下キャラと曲名の対応一覧)



COLORS:ロロ



勇侠青春謳:カレン



解読不能:シャルル&V.V.



モザイクカケラ:ナナリー



瞳の翼:神楽耶



02:シャーリー



シアワセネイロ:会長&リヴァル



WORLD END:スザク



わが臈たし悪の華:C.C.



個人的には最後のC.C.の詩が一番曲のイメージにぴったりかな…。



詩の出来は結構よかったが、白地にラフ画だけでちょっと物足りない。



作品の中で表現しきれなかったキャラの心情を補完できたことはよかった(特にカレン)。



歌詞ブックレットは芸がないし、むしろ“アーティストを紹介して、もっとアルバム買って下さい”って感じが鼻につく。



ストーリーブックは特に目新しいものはなし。



さて、肝心のCDとDVDとポストカードの方はというと…。



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ジャケットは両方ともOPからのキャプ画…じゃない、それもどきか?
上がDVD用で下がCD用。右上がプラCDケースに納まったポストカード集。



このジャケットは…あんま面白くない…。
ポストカードは1期のEDコンビ、木村卓宏&RICCAでしたが、これも好みの物がなく…。8枚の内、1枚はジャケ画、後はほとんどスザクかルル(スザルル+カレン+C.C.が1枚、スザルル+C.C.が2枚、スザルル2枚、ルル2枚。)
ポストカードはやっぱりCLAMPがよかったなぁ…。木村さんでも、もうちょっと萌え要素がないとなぁ。



DVDは1、2期EDに最終回バージョンが入ってたのがよかった。



WORLD ENDは2パターン入ってるけど、何度観ても違いがわからんかった…う〜ん、おかしいなあ…(後で通してみてチェックしよ。まさか、不良品じゃあるまいな。)



CDは、C.C.のモノローグを除けば、特に変わった事もなし。



ボーナストラックもなし!



コード・ギアスといえば、BGMの良さもポイントだったのだから、1曲くらい入れてくれてもよかったんじゃないかなぁ…(欲をいえば、特徴的な曲を3〜4曲くらい!)。



38分しか入ってないし…。ちょっと不満。



新しいバージョンてわけでもないようだし…。



マクロスFの『娘たま♀』の方が箱は三つ折り紙ケースだけど、中身は濃かったよ…。



なんだか、ちょっぴりがっかり…。



おまけといえば、こんなチラシが封入されてた。



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どんだけ商売ばっか…。



せっかく、『反逆のルルーシュ』は近年稀に見るヒット作だったのに、あんまり商業主義に走ってると、かえって熱がさめるよ!?と言いたくなった。はぁ…。番組は面白かったし、ドラマCDも笑えたのになぁ…。



全体としては、ケースにお金がかかりすぎで、内容が薄い。



価格に見合うかといえば、ちょっと疑問だ。



今回の『COMPLETE BEST』も、コレクションとしては、ファンなら買うには違いないのだが…(これで2,800円位なら許せたんだけど)。




作り手側のが感じられないんだよなぁ…。



画集とかCDとかは購入者が多い分、もっと心血を注いで作って欲しいものだ。



それが、結果としてその他の商品への購買意欲をそそると思うんだ…。



「売れるから」と適当な物作りをしてると、ファンの裾野が広がらず、結果として売り上げに響くことになる(「次」を買う気が失せるのだ)。



私自身もMUTUALITY:CLAMP works in CODE GEASSを買おうという気が失せてしまった。口コミを見てみると、ひとつの絵を見開き2Pにまたがって掲載してしまったり…と画集としての常識を疑う作りをしているようなのだ(単なるムックと画集は違うのだよ)。



昔と違い、今は多くの大人もアニメ関連商品を購入している。



景気が冷え込んでいる今、さらに消費者としての目も厳しくなろうというものだ。



いい加減な物づくりは許されない。


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MUTUALITY:CLAMP works in CODE GEASS



↑ちゃんとした編集してくれてれば、買ったのに…。



 






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